ＰＯＨが始まる前
2011年３月に日本の東北地方を襲った大地震と大津波。
プレイグラウンド・オブ・ホープ（POH）はその震災後に始まりました。
POHの創設者，マイケル・アナップは被災地入りし、テント生活をしながら個人的にボランティア活動をしていました。最初はガレキの撤去作業から始まり、後には物資の行き届かないエリアに飲み水や新鮮な食品を定期的に届ける「セーブ南相馬」プロジェクトに関わりました。
５，６ヶ所の遊び場を作るつもりで始めて、 いつの間にか ライフワークになっていました。
マイケル・アナップ
プレイグラウンド・オブ・ホープ創設者
東北の被災地から全国の児童養護施設まで
時間が経つにつれて、東北の被災地の状況は安定し、公園や遊び場の再建など、社会の基本的なニーズを満たすことができました。
私たちは被災地で学んだことを活かし、同じアプローチを日本全国の児童養護施設に適用しています。
ストレスレベルが高い子供には、ストレスを和らげるための遊びが必要です。私たちの経験は、遊びと笑いが子供たちにとって最良の薬になり得ることを教えてくれました。
東北の被災地で活動して、“遊び”の重要性を知ることになりました。 そして“遊び”を応援することは、私たちのパッションになったのです。 “遊び”のパワーについて学ぶ
今日の主な焦点: 児童養護施設での遊びのお手伝い
被災地を超えて拡大を開始できるエリアを探していたとき、拡大するネットワークの最初の児童養護施設である千葉県の小山ホームを紹介されました。
児童養護施設が直面する問題は被災地と似ています。質の高い遊び場を建設するための資金が不足しており、そこで暮らす子どもたちは家庭の事情でストレスを抱えていることが多いのです。
これを見て、私たちはプレイセットの提供者とその家庭をマッチングし、その家庭でイベントを実施する機会に飛びつきました。
児童養護施設周辺のコミュニティの結束が強かったため、私たちはすぐに関東エリアの他のいくつかの児童養護施設の遊び場の活性化を手伝うことになりました。
遊びと子どもたちの未来をつなぐ
私たちは児童養護施設の遊び場の活性化事業に取り組む中で、多くの子どもたちだけでなく、施設を管理・保育するスタッフとも交流してきました。
スタッフと話しているときに常に出てきた質問の 1 つは、年長の子供たち、つまり中学生や高校生にも参加してもらうために何かできることはないだろうかということでした。
その結果、児童養護施設の青少年がインターンシップを通じて学び、体験するだけでなく、参加する日本全国のヒルトングループホテルでフルタイムの仕事に就くことができるリアルライフラーニングプログラムを開発しました。
被災地での遊びを継続支援
マイケルの当初の計画は、4 つまたは 5 つのプレイ セットを構築することでした。しかし、この地域の状況を詳しく調べてみると、安全な遊び場に対するニーズがはるかに大きいことが明らかになりました。
沿岸地域の施設では津波によって遊具が損傷したり流されたりしただけでなく、福島の原子力発電所に比較的近い地域の遊具も取り壊さなければならなかった。そのため、プレイスペースの再構築と活性化にはやるべきことがたくさんありました。
それ以来、パートナー、寄付者、サポーターの協力を得て、東北地方に 60 を超えるプレイセットを構築し、2016 年に大地震の被害を受けた熊本地域にもいくつかのプレイセットを構築しました。
私たちはまた、自然災害の影響を受ける将来のコミュニティに最初に取り組みを開始する準備ができています。
遊びのイベントを通じて児童養護施設に喜びをもたらす
私たちは、児童養護施設との長期的な関係が重要であると信じています。そのため、私たちは遊びの空間を整備するだけでなく、ご家庭でもさまざまなイベントを企画しています。私たちの主力イベントであるサーカス プレイタイムは、ボランティアに子供たちと有意義に交流する機会を提供し、子供たちには今後長い間記憶に残るサーカスのトリックを学ぶ機会を与えます。
児童養護施設や被災地など、最も必要とされている施設での遊びを支援することが私たちの優先事項です。とはいえ、日本中の他の場所でも遊びは不足しています。
このため、私たちは地域社会で存在感のある企業と協力して遊び場の建設やイベントの開催を行っています。