
電車の中や病院の待合室など、子どもたちが静かに大人しく待たなきゃいけない場面は日常の中で多々ありますよね。
子どもたちにとっては非日常の空間がワクワクの源になっているかもしれませんが、親御さんにとっては他人に迷惑をかけてしまわないか毎回ハラハラの経験かもしれません。
そんな時、ついつい子どもに悪いと知りながらもスマホやタブレットを子どもに渡して場をやり過ごしてしまっている方も多いのではないでしょうか?
しかし、電子機器を使わなくても誰でも持っている「紙」と「ペン」さえあれば、
今回はそんなお母さん、お父さんの外出先でのお悩みを解決してくれる救世主「紙とペン」を使って、いつでもどこでも簡単に楽しめるゲームを紹介します!
お出かけの際は忘れずにペンと小さなノートをバッグに常備して、是非子どもたちとの外出をより楽しく安心して楽しんでみてください。
「紙とペン」さえあれば楽しめるゲーム8選
1.O X ゲーム (三目並べ)
O X ゲームは誰もが知るシンプルな鉄板であるながらも、誰もがついつい夢中になってしまう魅力がありますよね。
一度ルールを教えてあげれば、すぐに親の力を借りなくても、子どもたち同士で遊べるようになるところもまたこのゲームの良さです。
遊び方
人数:2人
① 下記のように横2本、縦2本に交差する線を紙に書きます。#の形になります。
3x3の9マスを使って遊びます。
②じゃんけんをして順番を決めます。じゃんけんに勝った人が先攻で「O」。負けた人が後攻で「X」になります。
③先攻の人はマス目の一つに「O」を書き、次に後攻の人が「X」を書きます。
④先に「たて」「よこ」「ななめ」に一列、自分のマークを並べられた人の勝ちです。
⑤例えば、この試合では「O」の人が先にたてに3つ、自分のマークを並べられたので、「O」の人の勝ちです。
2. 棒消し
「棒消し」もまたとってもシンプルでありながら、頭を使って遊ぶゲームです。
楽しみながら子どもたちに計画性の大切さや、先を見越す力を教えられる優秀な遊びです。
遊び方
人数:2人
①まず、下記の通り紙にピラミッド型に棒を書いていきます。1番上の段に棒が1本、2段目に2本、3段目に3本… という具合に一段下がるごとに棒の数が増えていきます。段数が多ければ多い程、長い時間遊びを楽しめます。
②次にじゃんけんをして先攻と後攻を決めます。勝った人が先攻、負けた人が後攻です。
③先攻の人は、線を横に好きな数だけ消します。横に棒の数が5本あるならば、1本でも2本でも5本でも消してOKです。横に棒を消しているなら、どこの段から始めてもOK!
④このように順番に好きな数だけ、横に棒を消していきます。
⑤この時前の人がもう消した線をもう一度消したり、斜めやたてに棒を消すのはNGです。
⑥一番最後に残った棒を消した人の負けです。棒はどこの段から消してもいいので、あえて一番上の1本を残しておく必要はありません。真ん中でも、一番下の左でも好きなところに1本残してください。
シンプルですが、工夫次第で大人でもついつい本気になってしまうゲームが出来ます!ぜひお試しあれ!
3. 心理テスト
心理テストって大人も子どももなんだかワクワクしちゃいますよね。
実は紙とペンさえあれば1人でも友達同士でも簡単に心理テストが出来ちゃうんです!
遊び方
人数:1〜2人
① まず紙に横に16個の形容詞や形容動詞を書き出します。形容詞は終わりが「い」で終わる言葉で、形容動詞は最後が「だ」や「な」で終わる言葉です。例えば… 形容詞は「うれしい」「かなしい」「たのしい」、形容動詞は「きれい(な)」、「静か(だ)」、「しんぱい(な)」などです。
② 次に、隣合わせになっている二つの言葉から連想される言葉を2つの言葉の下に書いていきます。16個の半分などで8個の新しい言葉ができるはずです。
③ 同じ要領で新しく出来た言葉から連想されるものを書いていってください。
④ 最後の組み合わせから生まれた1つの言葉があなたが今心の奥底で求めているものです!
シンプルなのについついハマっちゃうので是非遊んでみてください!
4. ハングマン
アメリカやイギリスの子どもたちの間では鉄板中の鉄板であるハングマン!
こちらはチーム戦です。
しかも楽しみながら英単語も覚えられるので一石二鳥です!
遊び方
人数:2人〜・2チーム制
① まず1人(または1チームが)英単語を一つ決めます。単語なら “APPLE” でも “MONKEY” でも好きなものでいいです。長い言葉や母音が少ない言葉ほど難易度が上がります。この時なんの単語にしたかは相手の人・チームには絶対に秘密です。
② 単語が決まったら紙に単語の文字数だけの下線を引きます。例えば、選んだ単語が “APPLE” だったら _ _ _ _ _ というように下線を5本引きます。
③ 解答者チームは相手チームが選んだと思われる言葉に入っているアルファベットを1文字ずつ当てていきます。
→ 正解の場合:下線の上の解答者の当てたアルファベットが当てはまる箇所全てに出題者はその文字を入れる。
→間違いの場合:解答者の当てたアルファベットが出題した単語に含まれていなかった場合、Hangman を一筆ずつ書き始めます。
Hangmanは以下のように土台を書くところから始め、解答者が間違う度に一筆ずつ頭、胴体、腕、脚… というように書き足していきます。
④ Hangmanが全て書き終わる前に出題された単語を当てると解答者チームの勝ち、Hangmanが先に完成されると出題者チームの勝ちです。
Hangmanの完成形は以下のようになります(難しい単語の場合は髪の毛を足すなどして、解答者の当てられる回数を増やしてもいいです。
英語ですがこちらのビデオで更に詳しい遊び方を実際に見ることが出来ます:
5. 絵しりとり
とっても簡単なのに強ち侮れないのがみんな大好き「絵しりとり」。
鉛筆さえ持てれば何歳からでも参加出来るこの遊びは、子供たちとお互いの意外な物事に対する視点などが発見出来て実はとっても楽しいんです!
遊び方:
人数:2人〜
① まず始めにジャンケンでしりとりを始める人を決めます。この際、始めのうちは「動物」や「果物」など予めしりとりのお題を決めておくとゲームをスムーズに進行させることが出来ます。
② 最初に始める人は自分が何を描いているかを他のプレイヤーには言わずに最初の絵を描きます。次の人は最初のプレイヤーが描いた絵が何なのか考えて、しりとりを続けます。
③「ん」で終わる絵を描いてしまった人が出た場合、もしくは時間制限を決めて時間が終わったらゲーム終了です。
④ 終わったらシリトリを始めた人から順に描いた絵が何だったのか言っていきます。合ってると思っていても意外と間違っていたりしてゲームが終わった後も楽しい遊びです!
6. Consequences(成り行きゲーム)
名前はちょっぴり難しそうに聞こえるこの遊び。でもご安心あれ!
小さなお子さんから大人まで簡単に楽しく遊べるお絵かきゲームです。
“Consequences” は日本語に訳すると「結末」や「成り行き」です。
最後の最後まで「結末」が分からないドキドキが味わえる遊び、思いっきり楽しんじゃってください!
遊び方:
人数:2人〜
① 1人一枚ずつ紙を用意し、縦に四つ折りにします。
② 4つ折りにした1番上の部分にプレイヤーは各々、人間や動物の顔を描きます。この際、他の人には見えないように描くのがポイントです。終わったら、点線部分で紙を後ろ側に折って、次の人に自分が描いた部分が見えないように紙を渡します。
③ 同じように1プレイヤーずつ次の箇所に首からお腹を描いて、後ろに折って次の人に回します。
④ 最後の人が靴を描き終わったら紙を広げて、完成図を皆んなで見てみましょう。それぞれが思いのままに体のパーツを描くので、予想外の結末に大笑いすること間違いなしです。
英語のビデオですが、こちらの2人のb 女の子たちがこのゲームの遊び方を見せてくれるので、是非参考にしてみてください!
7. MASH (「マッシュ」:マンション、アパート、シャック、ハウス)
小学生から高校生までアメリカやイギリスでは暇つぶしの鉄板として愛されているこの遊び。
MASHはマンション(大豪邸)、アパート、シャック(掘っ建て小屋)、ハウスの頭文字を組み合わせた名前で、将来どこに住むのか、どんな車に乗るのかなどを占うゲームです。
友達と一緒に遊んだら盛り上がること間違いなし!ぜひお試しあれ!
遊び方:
人数:1人〜
① まず紙の1番上に大きく”MASH”と書きます。
② 次に「結婚相手」、「車の種類」、「子供の数」、「仕事」、「ペット」など自分の好きなカテゴリーを4つ決めます。更にその下にカテゴリーの選択肢を4種類書きます。
③ 次にあなたの将来を決める運命の渦を紙の下に描き、運命の数を割り出します。渦をどれくらい大きくしたいかは気分次第!
この図の場合は渦が5重になっているので、運命の数は「5」!
④ 運命の数が決まったら”MASH”の “M” から数えて5番目の選択肢を順番に消していきます。
Mが1、Aが2・・・Hが4、「結婚するねんれい」の1番最初の選択肢が5番目に当たるのでまず消します。同じように数えて5番目の選択肢をずっと消していきます。この際、すでに消したオプションは数えるのから飛ばします。それぞれのカテゴリーで最後に残った答えがあなたの運命です!
今回占ってみた結果・・・どうやら私はシャック(掘っ建て小屋)に住み、50歳で結婚して、子供を2人持ち、ユーチューバーとして南アフリカに住む運命のようです!何だか波乱万丈です!
選択肢次第でクスッと笑える結果になるので、想像力を働かせて楽しんでみてください!
8. Connect 4
O X ゲームの上級者バージョン(?)のような位置付けのこのゲーム!
O X ゲームと違い、下から上にしかコマを積み上げていけないのがポイントです!
遊び方:
人数:2人
① まず紙に、縦6マス x 横7マスのマス目を書きます。
② 次に誰が O で、誰が X になるのかを決めます。決まったらじゃんけんで先攻、後攻を決めます。
③ ルールは至って簡単。先にたて・横・ななめのどれかの方向に自分の記号を4つ並べられた人の勝ちです。この際、一つ覚えておかなくてはいけないのが、記号は好きなところに入れられる訳ではなく、下から上にしか入れられないということ。
④ 上記のように O X 交互に下から上に積み上げていき、最初にたて、横、ななめ、の一方向に4つコマを並べられた人の勝ちです!
この試合はOの勝ちです!
まとめ
今回は紙とペンさえあれば、いつでもどこでも手軽に楽しめる遊びの数々を紹介してきました。
最近では暇さえあれば知らず知らずのうちにスマホを手にしていたり、ついつい子どもにスマホを渡していたりしてしまいますよね。
でも、実は紙とペンさえあればたっくさんの楽しい遊びができちゃいます!
しかも、スマホだとついつい一人で夢中になってしまいがちですが、紙ベースのゲームだと複数人で一緒に楽しめるのが魅力的です。
皆さんもぜひ、お出かけの際には紙とペンをカバンに入れて、隙間の時間もお子さんとの絆を深めてみてはいかがでしょうか?
また、PoHではいつでも皆さんの貴重な意見やご感想をお待ちしております!
もし「うちでは今こんな遊びは流行っている!」というおすすめゲームのある人や、「全然うまくいかなかったけど、何がいけなかったんだろう?」などの疑問など、なんでもどんどんコメントを残して下さい!