子どもにスマホをねだられているけど何歳から渡していいのか分からない…
自分の子どもの周りの子どもたちも皆んなスマホを持ち始めてるけど、正直持たせるのは心配。
塾や習い事に通い始めた子どもにスマホを持たせようと思うけど、何に気をつければいいのか分からず困ってる!
青少年のスマホの所持率が年々増加している中、そんな悩みに心当たりのある親御さんも多いのではないでしょうか?
内閣府が2018年2月に発表した青少年のインターネット利用環境実態調査によると、2017時点でのスマホの所持・使用率は小学生が29.9%、中学生が58.1%、高校生に至ってはなんと95.9%にも昇っているようです。
更に6歳から18歳までの青少年の実に82.5%がスマホ、タブレット、PC、ゲーム機器のいずれかを通してインターネットを利用している、というデータも発表されています!
このデータからも見て取れる通り、今の時代スマホは生活の一部であり、インターネットはこれからのデジタル時代を生きていく上で大人にとっても、子どもにとっても無くてはならない必需品ですよね。
その上、今の子どもたちは生まれた時からスマホが周りにあるのが当たり前な世代。幼い頃から間違ったスマホの使い方(歩きスマホ、SNSでの炎上投稿 など) をしている大人を目にしながら育ってきた子どもたちに対して、今新しい形のスマホ教育の在り方が特に問われています。
そうは言っても、親もどこから始めればいいのか分からないのが現状。
今回はそんな悩みを少しでも解決すべく、子どもに初スマホを持たせるに当たり、決めなければいけない大切な9つのルールを紹介します!
No. | ルール | 内容 |
---|---|---|
1 | 家族全員で話し合ってルールを決める | なぜ家族会議を開いてスマホルールを決めることが重要か、どのように家族会議を開けばいいか説明しています。 |
2 | スマホの使用時間・使用場所を決める | スマホは便利な一方、中毒にもなりやすい少し怖いものでもあります。 使用時間と使用場所の制限を決めるのは健全なスマホライフへの第一歩です。 |
3 | データプランについて話し合う | スマホはお金のかかるものです。 子どもにもしっかりとその事を理解してもらい、スマホ料金に纏わるトラブルを未然に防ぎましょう。 |
4 | ネチケットやインターネット・モラルを身につける | 社会で子どもたちにマナーやエチケットについて教えるように、子どもの身を守る上でも、 他人を傷つけないためにもネットの世界でのエチケットもしっかりと教えてあげましょう。 |
5 | パスワードと連絡先管理についての取り決め | スマホは子どもを一気に世界と繋げてくれると同時に、一気に危険な人や情報に晒される機会も増えます。 お子さんの年齢や管理能力に合わせてしっかりとパスワードなどの管理の仕方を決めることが大切です。 |
6 | スマホカメラの使い方と写真共有 | 写真は楽しいけど、一歩間違えると一生の後悔の元にもなります。 スマホカメラの賢い使い方について話し合う機会を持つ事はとても重要です。 |
7 | SNS・アプリ・ウェブサイトの使用制限 | いまや生活の一部となっているSNSも正しい使い方が分からないと子どもに危険を及ぼす可能性があります。 しっかりとルールを設けてお子さんの身を守ってあげてください。 |
8 | ルールが守れなかった時のペナルティー | せっかくルールを作ってもちゃんと守れなかったら台無しになってしまいます。 しっかりとペナルティを設けて、決めたルールは守るようにしましょう。 |
9 | 子どもと親の間で結ぶスマホ契約書 | 最後に、親子間でスマホ契約書にサインする事でスマホを持つことに対して親子共々、責任を持つ決意表明を すると良いでしょう。是非お試しあれ! |
なぜ子どもにスマホを持たせる前のルール作りがそんなに大切か?
何か決まりを作らなきゃいけないと頭では分かってても、そもそも何故そんなに子どもとスマホルールを作るのが重要なのでしょうか?
これには幾つか大きな理由があります。
まず、警視庁の調査によると、以下のような点が一般的に親御さんたちの間でルール作りが必要な理由として挙げられていています。
特に目立つのが「子供が犯罪の被害等に遭うのを防ぐ」「違法・有害な情報(サイト)の閲覧をさせない」など外部からの被害を防ぐ目的であるように、多くの親御さんがルールを設ける大きな目的は子供の身を守るためです。
また、「スマートフォン(ゲームやメール等の利用)に依存させない」が3番目に挙げられているように、スマホ・ネット中毒から子供を守る対策としてもルール作りは大きな役割を果たします。
その他にも、NHKが取材した専門家は、スマホ保持率の低年齢化の影響により子供の初スマホ購入時期がちょうど小学校高学年から中学にかけての反抗期の時期と重なっていることにも大きな懸念を示しており、家族内でのスマホルール作りを推進しています。
スマホやネットの世界ではどんなトラブルが起こるか分かりません。そして、反抗期の子供たちはトラブルに巻き込まれたり、困ったことがあってもなかなか親に相談しにくいかもしれません。
そんな時に家族の中でスマホルールがあらかじめ決められていたり、家族の間で気軽に何でも相談出来る環境作りが出来ていれば、子どもたちも一人で悩まずに上手にこのデジタル時代を生き抜く術を身につけていけるでしょう。
更に、最近発表されている数々の最新研究ではスマホ中毒・依存症の危険性が一層深刻な課題とされており、今年、米アップル社の株主がアップルに対して子どものスマホ利用に対しての管理機能強化をするように求めた、という話しも話題になりました。
子どもがスマホを持つ前にしっかりとルールを作ることで、親は子どもたちがどのような用途でスマホを使いたいと思っているのか把握する良い機会になりますし、親子で一緒に上手なスマホの使い方を学ぶことが出来ます。
スマホを渡す前に約束する9つのルール
Rule 1: 家族全員で話し合ってルールを決める
スマホルールを作る時、まず一番大事なのは家族でルールを決めるということです。
親が決めて子どもにルールを守らせる方が簡単だし早い!と思うかもしれませんが、スマホを持たせるということは子どもたちを情報の溢れる大きな世界に解き放つということ。スマホは言わば自由の象徴といってもいいかもしれません。
だからこそ、その自由を与えられているのは親の信頼と愛情に基づくものだとしっかりと子どもたちに理解してもらい、子どもたちにも積極的に家族で必要なスマホルールを考えてもらうことが大切です。
子どもたちがどのようなルールがどのような理由であった方が良いのか考えた方が、一つ一つのルールの意図が理解でき、決めたことに対しての責任から決めたことが守りやすくなるでしょう。
また、親子の話し合いから親御さんも自分では普段気づけなかった親のスマホの使い方についても改めて考えさせらるかもしれません!
このルールが大切な理由
- 親が決めたルールを子どもに一方的に守らせようとしても、子どもたちはルールがある意味を理解して納得しないと長続きしない
- 子どもにどんなルールがなぜ必要なのか自分たちで考えて説明してもらうことで責任感が生まれる
- 親と対等に話し合いを持てる家族会議を持つことで、子どもたちは親に信頼されていることがわかり、セルフコントロールを促進できる
- 親も出来る限り家族で決めたスマホルールを守り、破ってしまったらペナルティーを受けるなど、身を持ってお手本を示し親子間の信頼関係を強める
どうやってこのルールを取り入れるか
[方法例] プレゼンをする
- スマホ会議のの日程を定め、子ども側、親側がその日までにそれぞれ必要だと感じるスマホルールのプレゼンを用意しお互いに発表する
- 意見が合わない場合はお互いの意見を聞き、話し合いに基づいて両者が納得するルールを作る
- 定期的に家族会議を開催し、その都度ルールは守れているか、変える部分はあるかなどを話し合う
Rule 2: スマホの使用時間・使用場所を決める
スマホは楽しいし、便利だし、暇つぶしにもなるし大人でもついつい時間を忘れて使いすぎてしまうこともありますよね。
初スマホを手にしてワクワクしている子どもたちにとっては尚更手放したくないものです。
自分の子どもがいつでもどこでも好きなだけお菓子やチョコレートを食べられる状況を想像してみてください。
考えただけで、虫歯や肥満、食生活への影響など不安要素がいっぱいですよね。
スマホも同じです!
しかも、依存や中毒にもなりやすいスマホ。
子どもたちの健康的な成長を促すためにも、スマホを使って良い使用時間・使用場所をしっかりと制限することが大切です。
このルールが大切な理由
- スマホに夢中になりすぎて、子どもが節度なくスマホを使ってしまうと、学校で勉強に集中出来なかったり、睡眠時間が十分に取れなかったりと色々と日々の生活に支障をきたしてしまうため、時間制限を通してセルフコントロールを身につける
- 生まれた時からどこにいてもスマホが存在するのが当たり前の子どもたちにとってはどういう場面でスマホを使って良いか・良くないかを判断するのが難しい場合があります。そのため、マナーとしてスマホを使って良い場面・場所とそうでない場所を明確にする
どうやってこのルールを取り入れるか
- 1日の使用時間を決める
(例 1) 1日1時間まで。使用しなかった時間は貯蓄して別の日に使える、などの決まりを作って子どもにセルフコントロールを学ばせる。
(例 2) 小学生は学校・塾・習い事の行き帰りなどのスマホが必要な時以外は使用してはいけない
(例 3) ブルーライトの影響で睡眠障害を引き起こさないように就寝時間1時間前にはスマホを必ず切り上げる
(例 4) 時間制限アプリを使用する - スマホを使用しても良い場所の決まりを作る
(例 1) 寝室にスマホを持ち込まない。 寝る前には家族全員、リビングやキッチンでスマホをチャージするために置いて寝るなどのルールを作る。
→ 友達は夜でもスマホを部屋に持っていけるなどの反応がある場合は、睡眠の大切さや物事(勉強など)の優先順位の付け方について話しあう
(例 2) 家族の時間・食事中はスマホを使わない。この際、年齢に合わせてどれくらいスマホを使用してよいか調整する。例えば、小学生は家族で出かける時は家にスマホを置いていく。中学生は車の中ではスマホを使っていいけど、家族と出かけている間はスマホを車に置いていく、などのルールを設ける。
(例 3) 電車、病院、図書館などの公共施設では使わない
(例 4) 家族や人と話している時や友達と遊んでいる時はスマホの使用禁止 - デジタル日記をつけて毎日のスマホの使用時間やスマホ場所を記録する
- 青少年の一般的なスマホ使用時間を参考にする内閣府の調査によると、小学生は1日あたり30分未満、中学生は1時間以上2時間未満、高校生は2時間以上3時間未満のスマホ使用が最も一般的なようです。また、青少年全体での割合を見ると2時間以上3時間未満のゾーンが最も多く、高校生になると3時間以上4時間未満のゾーンの比率が高まるとの結果もあります。
以外と長時間でびっくりしませんか?お子さんにはスマホの使用時間がこの平均を下回るように心がけさせましょう。
Rule 3: データプランについて話し合う
子どもにおもちゃを気軽に買うのと違い、スマホは本体自体も決して安くないですし、月々の使用料金も発生します。
そして、数々の携帯会社が提供している様々なデータプランも複雑で何にいくらお金がかかっているのか自分でも良く分からなかったりしませんか?
だからこそ、親御さんも一緒に携帯料金を振り返る良い機会として、子どもたちに携帯を使う上でかかる費用をしっかりと説明し、親子共に安心してスマホを使える環境の下準備をしましょう。
このルールが大切な理由
- 子どもが携帯にかかる費用をしっかりと理解し、スマホを持つために親がどれくらいのお金を払ってくれているのか知ることにより、自己管理をする責任感や親からの信頼に気づくことが出来る
- スマホのプランによってはインターネットを使用するのに余分にお金がかかってしまうものがあります。そのため、どのアプリは Wi-Fi のある環境でしか使ってはいけないか、どの機能は外出先で使って良いかなどを明確にし、未然にトラブルを防ぐ
どうやってこのルールを取り入れるか
- スマホのデータプランを細かく項目に分けて分かりやすく説明する (スマホ本体の金額、月々かかる金額、電話代、インターネット代、Wi-Fiとデータ使用の違い など)
- ルールを守れなかった場合や、スマホの使いすぎで使用料金が決められた額を上回った婆の対処法を事前に話し合って決める (Rule 8: ペナルティを参照)
Rule 4: ネチケットやインターネット・モラルを身につける
インターネットやSNSは相手の顔が見えないというネットの特性から、大人でもついついネット上でのエチケットを忘れてしまうことがありますよね。
これからインターネットと長く付き合っていく子どもたち。
ネットの世界に飛び込む前に気をつけなければいけないこと、そして自分の身の守り方などをしっかりと教えてあげましょう。
また、スマホ上のトラブルで最も起きがちなのがラインなどで送ったメッセージの誤解からくる人間関係のもつれ。
皆さんも心当たりはありませんか?
子どもたちにこのようなトラブルが起こるのを出来るだけ防ぐため、人にメッセージを送る際には伝えたいことをはっきりと明確にかかなければいけないことを伝えるとよいでしょう。
ラインなどのメッセージは簡単、かつ相手の顔が見えない故に、言葉たらずだと送った相手に自分が意図したのとは違うように物事を捉えられてしまうことがあるかもしれない、ということ。それ故、大切な話しを人としたい場合は必ず電話か直接会ってしなければならないことについて話し合うことがとても大事です。
このルールが大切な理由
- ネットは子どもの世界を一気に広げてくれる反面、誘惑や危険もいっぱいあることも分かってもらう
- 人に面と向かって言えないことはネット上やメッセージで書かない・送らないなど、顔が見えなくても画面の向こう側にいるのは自分たちと同じように心を持った人間だということを忘れないよう伝え、子供たちが人を傷つけたり、傷つけられたりしないようにする
どうやってこのルールを取り入れるか
- 友達にメッセージを送る際には必ず次の点を心がけるように話す
- もしメッセージを送ろうとしている相手が目の前にいたとしたら、送ろうとしている内容を顔を見て直接言えるか。人の顔を見て言えないことは送らない。
- 親が自分の送ろうとしているメッセージを読んだら何と思うか
- 送ろうとしている話や写真を誰かに送ることによって、自分・友達・家族・その他の人を傷つけたり、不愉快にさせないか
- 文脈に関わらず、自分の送ったメッセージが第三者に読まれてしまった場合、自分や他の人たちを傷つけるために利用されないか
- スマホを持つ責任の一環として、噂話・仲間外れ・誰かを辱めるなどのために使うツールではなことを確認する
- セクシティングなどを通して性的写真やメッセージを人に送ることについての危険性について話し合う
- 子供と性的なことについて話し合うのは気まずく感じるかもしれませんが、特に10代の多感な時期にはインターネットや学校など、親の知らないところで様々な情報に晒されるのが現実です。間違った情報に惑わされないずにしっかりと子どもが自分の身を守れるように、実際にあったケースなどを用いながら正しい知識を身につけさせてあげましょう。
- ネットいじめについて話し合う – 絶対にネットいじめをする側に立ってはいけないこと、そしてもしも自分や友だちがネットいじめの標的になってしまった場合どうすれば良いのかなどについて決まりを作る
- インターネット上のゲームやストーリーを通してネチケット、インターネット・モラルについて楽しく学ぶ
- http://www.kidsdoor.net/kids/info/index.html
- https://kids.disney.co.jp/netiquette.html
Rule 5: パスワードと連絡先管理についての取り決め
パスワード管理は子どものプライバシーを侵害しているように思えて気が引けるかもしれませんが、子どもがネット上で独り立ちできるまでしっかりと見守ってあげるのも親の愛情と優しさです。
ネットいじめや見知らぬ危険な大人などから子どもたちを守る意味でも、子どもたちとの信頼を崩さない程度に定期的なスマホ管理をするようにして下さい。
このルールが大切な理由
- 現実社会では子どもを野放しにして危ない道具に触れさせたり、知らない人について行かせたりさせないように、スマホ上でも、子どもが独り立ち出来るまでしっかりと親が子どもの安全を見守るため
- 誰の連絡先を登録していいか、もしくはしてはいけないかを明確にし、親が定期的に子どもの連絡先に登録されている人のチェックをすることで、子どもが親の知らないところで知らない人と繋がったり、危ない危険に晒されることを防ぐ
どうやってこのルールを取り入れるか
- 新しいアプリをダウンロードする前には必ず親に確認するように伝える
- 親のアカウントやパスワードを使用したり、パレンタルコントロールをかけてパスワードの管理を行う
- 連絡先に入っている人たちが全員実際に現実社会で知っている人たちであることを確認する
- 小・中学生の間は定期的に親が子どものスマホの確認をする – 週1回程度
- 知らない人からの電話やメールには返事をしてはいけないことを伝える
- どんな状況にあっても知らない人に個人情報を教えないことを約束する
Rule 6: スマホカメラの使い方と写真共有
スマホカメラは好きな時にすぐに写真が取れて、すぐに家族や友だちと写真を共有出来るとっても便利な道具ですよね。
しかし、ネット上にアップロードされた写真は例えプライベートであったり、削除したとしても、一生ネットの中に残るリスキーな物でもあります。
特にどんな状況でも常にスマホがある今の世の中。大人でもついつい面白い・興味深い写真を撮るのに夢中になり、人への迷惑や被害、公共の場でのエチケットを忘れてしまうことがあります。
子どもたちはその怖さを知った上で、一生後悔することになるような間違えを犯さないよう、楽しく安全にスマホカメラを使う方法を学べるように導いてあげましょう。
このルールが大切な理由
- 子どもに普段からカメラを使って良い状況と悪い状況を日常生活の中で身につけてもらい、それが何故よくないことなのか理解させることで写真共有による被害を未然に防ぐ
どうやってこのルールを取り入れるか
- 実際に不適切な写真をアップロードしてトラブルを起こしてしまった人の具体的なケースなどを用い、どのような状況の中で、どのような写真を何故撮ってはいけないかを話し合う
- 年齢ごとにスマホカメラの使用に制限を設ける
- スマホを持ち始めてしばらくの間は親といる時のみカメラの使用を認める
- スマホの正しい使い方が身についてきたら、子どもが自分自身で楽しむための写真を親のいないところで撮ることを認める。ただし、友だちに写真を送ったり、SNSへのアップロードは認めない
- 中学生になったら、どの写真を誰に送りたいのかを親と確認し、1対1で友だちに写真を送るのを許可する
- 高校生になったら、徐々にSNSなどへの写真のアップロードを認めるが、親も子どものアカウントにアクセスして確認出来る状態にする
Rule 7: SNS・アプリ・ウェブサイトの使用制限
SNS、ここ数年で一気に数も種類も増えて、いまや生活の一部となっていますよね。
でも、新しいものだからこそ大人でも手探り状態。知らなかったが故に間違いを犯してしまったり、ちょっとした後悔をしてしまったり… SNSを使い始めた頃、そんな経験をしたことはありませんか?
そんな後悔をさせないように、子どもたちにはその子の成長段階に合わせて、少しずつSNS・アプリ・ウェブサイトの正しい使い方を教えてあげることがとても重要です。
このルールが大切な理由
- 悪い目的を持って子どもに近づこうとする大人から子どもを守る
- 子どもたちがゲームや出会い系サイトを通して知らない人と出会ってトラブルに巻き込まれることを防ぐ
- 年齢制限のあるアプリやウェブサイトに子どもが誤ってアクセスしないようにする
- 子どもがSNSの使用に伴う危険性やルールを理解出来るまで少しずつ段階を踏んでインターネットの世界を経験させる
どうやってこのルールを取り入れるか
- 段階を踏んで徐々にSNSの使用
- オンラインコミュニケーション能力モデルを参考にし、子どものスマホ使用の能力(スキル)・知識・倫理の発達段階を見ながらSNSやアプリの使用の制限を少しずつ緩めていく
- 一度インターネット上に載ってしまった情報は消しても永久に残るということを理解させる。大人になった時、ネット上に載せた写真やコメントが恥ずかしくないか。おじいちゃんやおばあちゃんがたまたまそれを見た時悲しくならないかなど分りやすい具体例を挙げて話す
Rule 8: ルールが守れなかった時のペナルティー
ちょっとしかルールを破ってないし、かわいそうだからという理由で子どもにしっかりとペナルティを与えないと折角決めたルールも台無しになってしまいます。
そこは子どものためにもちょっぴり心を鬼にして、ルールを破ってしまったら必ず決められたペナルティを課すようにしましょう。
しっかりと生活のメリハリをつけることで、自然と子どもたちは節度のあるスマホの使い方を身につけられるようになります。
また忘れがちなことですが、親が買った携帯は子どもがなんと言おうと親の所有物です。
もしも家族で決めたルールが守れないなら、親はいつでもスマホを返してもらえるということを子どもにしっかり理解させることもスマホを持たせる前にしなければいけない大切なことです。
これらのことを踏まえて、子どもたちと話し合いを持ち、親子でお互いに納得出来るペナルティを子どもが携帯を持つ前にしっかりと決めておきましょう。
このルールが大切な理由
- 生活にメリハリをつけて自然と子どもたちが正しく健全なスマホの使い方を習慣づけられるようにする
- 親もルールを破ったらペナルティを受けることで、作ったルールに説得力を持たせ、率先的に子どもの手本になる
どうやってこのルールを取り入れるか
(参考例)
- 定額の携帯料金を超えた場合は自分のお小遣いから払う
- ルールを守れなかったら1週間スマホ・タブレット禁止
- 反省文を書かせる など。
Rule 9: 子どもと親の間で結ぶスマホ契約書
最後に全てのルールを決めたらスマホ契約書を作成して親子でサインしましょう。
そうすることでルールが目に見える形で残し、定期的に家族で見直すことが出来ます。
子どもたちにとっても書類にサインするのは少し大人になったみたいで楽しいし、同時にこの契約書は彼らがスマホの使用に対して持たなければならない責任の象徴にもなります。
このルールが大切な理由
- 決めたルールがしっかりと目に見えるものとして残る
- 親も子どももしっかりと契約書にサインすることでスマホ使用に対する責任感が生まれる
- 定期的に家族でスマホ使用に関する話し合いを持つきっかけになり、契約書を更新する際などにも分りやすい
どうやってこのルールを取り入れるか
- 子どもと一緒に決めたルールをまとめて契約書を作成する
- 子どもに任せて作成してもらうのもあり!
まとめ
今回は子どもにスマホを渡す前に決めなければいけない9つの大切なルールをまとめてみました。
生活に欠かせないけど、特に子どもに渡す際には扱いの難しいスマホ。
ここに挙げたルールをご家族での話し合いの参考にして頂ければ嬉しいです。
このリストには載っていなかったけど、他にもこんなルールがある!というアイディアをお持ちの方や家ではこんなルールが役立った!という例がある人は是非コメントで教えてください!