スマホ・ネグレクトという言葉。

皆さまはご存知でしょうか?

「スマホ・ネグレクト」は親がついついスマホに夢中になりすぎて、子どもを知らず知らずのうちに無視してしまっている状況のことを指します。

実はこの行為、悪気がなくてもプチ虐待になってしまっているのです。

例えば、幼稚園のママ友からメールが来たから、子どもと遊ぶ手を止めて返信する。

そのついでについつい癖でSNSもチェック。

気づいたら、それまでせっかく子どもと遊んでいたのにいつの間にか目がスマホに釘付けになっていたなんて経験ないでしょうか?

これは気づかないうちに進行している親のスマホ依存の傾向でもあり、また、このような行為は子どもの「愛着障害」を引き起こす大きな原因となってしまうのです。

POHでは今まで「子どものスマホはいつから?」や「子どもに初スマホを渡す時に約束するべきの9つのルール」など子どものスマホ使用への制限の仕方を紹介してきました。

しかし、実は親御さんのスマホとの関わり方も実は子ども達の成長過程において、とってもとっても大きな影響を与えているのです。

今回は、何故そんなにも親のスマホ使用が子どもに悪影響を与えてしまっているかを探っていきます。

 

〜親が今すぐスマホ使用を制限すべき8つの理由〜

 

1. 親子のストレスを軽減するため

ストレスを抱えていない方が良い親になれる。そんなことは言うまでもなく当たり前ですよね!それなら日頃からストレスは少ない方がいいですよね?実はスマホは親御さんのストレス増加に大きく加担していると言われています。ストレス軽減への第一歩はスマホをしまうことから始まるかもしれません。

日々の生活の中で、LINEやe-mailの着信音を聞くと、すぐにチェックして返信しなきゃ!と、ついついスマホに手が伸びている。

今の時代を生きる現代人ではほとんどの人が身に覚えのある行動なのではないでしょうか?

この行動パターンがあまりにも当たり前になりすぎていて、スマホの通知がすぐに見れなかったり、返信できなかったりすると不安に襲われる人もどんどんと増えているようです。

これは既にスマホ依存の証拠。

このようなスマホへの依存はパチンコなどのギャンブルと同じように、ストレスレベルの助長に繋がってしまいます。

更に、親のスマホ使用は子どもの不安感や鬱症状を引き起こすことも近年の研究で明らかになってきました。

親がうっかりしてしまっているスマホを触るという行為は、知らず知らずのうちに子ども達には「自分はあまり大事じゃないんだ」というメッセージとして伝わってしまっているようなのです。

最近では幼稚園や小学校、習いごとなどの連絡もスマホで取ることが多くなってきているため、避けては通れないことですよね?

でもその連絡事項が本当にその瞬間に子どもと共有している時間よりも大切なものなのか、しっかりと考えてみてください。

そして、緊急じゃない時以外はスマホを放っておくことを心がけていきましょう!

 

2.子どもの問題行動を防ぐため

最近、ニュースなどで泣き止まない子どもや親の言うことを聞かない子どもについての話題が度々取り上げられているのを見ますよね?

実はこれも親のスマホ依存が一つの大きな原因になっている、と言う研究結果が出ているんです!

アメリカの医療機関がレストランと提携して行った、「食事中の親のスマホ使用と子どもの行動」の調査によると、食事中にスマホを使用する親の子どもの方が大きな音を立てたり、はしゃぐ傾向にあることがわかったそうです。

これは子どもが親の興味・関心を引こうと必死に行っているアピールなのです。

よく考えれば当たり前ですよね。

大人でも、会話をしている最中、相手がずっとスマホを見ながら片手間に返事を返してきたら決していい気分がしません。

自分がスマホを持っていないなら尚更です!

更に、スマホに注意が向いてしまっている大人の多くは、子どもがこうしてはしゃいだり、喚いたりしていることに気づかず、放っておくことが多いため、子ども達は自分たちがそういう風な行動をとっても許されるのだと思うようになってしまいます。

とんでもない悪循環ですよね…

普段から話をしっかりと聞いてくれなかったり、注意を向けてくれない親の言うことを聞こうと思わない子どもの気持ちもこうして考えるとわかってきます。

子どもと話していてもちょっとしか使わないけど大丈夫!なんてスマホ使用を軽く見ずに、
食事中は本当に緊急な時以外はスマホは使わないとぜひ決めてみてください。

お子さんの行動をコントロールできなくて困っている親御さんも、自分の行動を変えて、しっかりとお子さんに全集中を向けて向き合うことで、子ども達との理解を深めあえるはずです。

 

3.子どもにとって悪いお手本になるから

「親の背を見て子は育つ」

なんてことわざが昔からありますが、これは決して笑い事ではありません。

子ども達は基本的な社交スキルを全て親の行動を観察しながら学びます。

そして、忘れてはいけないのが、行動は言葉よりも何倍ものメッセージを子ども達に送っていると言うことです。

人と話している時は目を見て話しなさい!

と日々子どもに言い聞かせていても、親の目が子どもと話す時に常にスマホに釘付けだと、子どもは混乱してしまいます。

また、親がスマホのゲームに夢中になり子どもの言っていることをいつも無視していれば、子ども達はこれを当たり前のことだと思い、社会で失礼な行為だとは学びません。

最近では人と目を合わせられない子どもの増加を懸念する声もありますが、小さい頃から大人が目を合わせて話してくれる環境にいなければ、そのスキルが発達しないのも理解できます。

大人の皆さんも一度、子どもの立場に立って、大人になる上で彼らにどのようなマナーや道徳を身につけて欲しいか考えてみてください。

それに基づいて、自分自身のスマホとの付き合い方を今一度考えてみてください。

しかも、逆をとれば、今スマホを持っている親御さんにとってこれは大きなチャンスでもあるのです!

大人になってから急にスマホを手にし、スマホとどのように健全な関係性を築けばいいか自分たちで模索しなければいけなかったそれまでの時代の子ども達・大人達と違い、今の子ども達は親のスマホの使い方を見ながら成長します。

そのため、大人の皆さんがしっかりとスマホの健全な使い方をしっかりと子ども達に教えてあげましょう!

 

4.食事中の大切な家族タイムを台無しにするから

家族団欒の食事は過去のもの。

そんな悲しい未来は何としてでも避けたいですよね?

でも、家族全員の生活が忙しかったり、ファストフードやコンビニご飯の充実によって、食事の質よりも時短が重視される時代。

家族揃ってバランスの取れた食事を摂るのにもちょっとした努力をしなければなりません。

先にも少し触れましたが、親の食事中のスマホ使用は想像以上に子ども達に大きな影響を与えます。

米ボストンの医療センターの行った研究によると、親が食事中にスマホ使用をした家族の方がそうでない家族より食事中の会話が20%も少ないことが分かったそう。

更に会話以外の交流も39%も少ないと言う結果が出たからびっくりです!

たかがスマホ、されどスマホ。

悪気がなく使用していても実は家族の関係にこんなにも影響を与えているなんてショックを受けませんか?

家族揃ってとる食事は絆を深める上でも、子供の教育のためにも、とってもたくさんのメリットのある貴重な時間です。

例えば、親の食べ物に対する信念や、食事を取る上でのマナーをご飯の食べ方を子どもに伝えられたり。

食事中に現在の政情や話題になっているニュースなどについて話し合うことで、親の価値観を子供たちと共有出来るだけでなく、子供達の日頃考えていることも分かる。

何気なく過ごしている時間と捉えがちですが、スマホという弊害無しで持つ家族の食事タイムは、親子共に人間性を育てる上で決して欠かしてはいけないものなのです。

どうでしょう?

皆さんも今日から家族との食事時にはスマホをしまうところから初めてみては?

 

5.子ども達の気持ちを傷つけているから

子どもたちは大人が思っている以上に愛情を必要としています。

特に家族で一緒に時間を過ごしている時は特に、お母さんやお父さんに話しを聞いてもらったり、興味を持ってもらったりしたいのです。

せっかく一緒に居てもお母さんとお父さんがスマホに夢中で注意を向けてもらえないと、子どもたちはスマホの方が自分たちよりも大切なんだと思い、気持ちが傷ついてします。

現に最近では、子どもたちが親に注意を向けてもらおうと、スマホを隠したり、壊したりするという行動を状況が多く見られているという調査結果も出ています。

普段から親の興味や愛情を与えられている子どもたちは、自分に自信を持つことが出来、精神的にも安定します。

心の安定は子どもたちが家の外で築いていく人間関係などにも大きく影響すします。

 

夕方や週末に一緒に時間を取れる時は出来るだけスマホやタブレットなどの障害を取り払って精一杯愛情を注いであげましょう!

 

6.子どもの表情表現が乏しくなるから

赤ちゃんや幼い子どもたちは、親の顔を見ながら基本的なコミュニケーションの取り方を学びます。

ボストンメディカルセンターに研究によると、子どもたちが親の顔を正面から見て触れ合うことは、その後の認知的、言語的、感情的発達を大きく促進することが分かっています。

携帯電話が世の中に普及する前は顔を見て話すということは当たり前でした。

しかし、スマホが日常の一部となっている今では知らず知らずのうちにスマホを見ながら子どもと話してしまうことが増え、それによって表情表現が乏しくなってしまっている子どもたちも増えています。

しっかりと相手の顔を見て話すという行為は感情表現を豊かにするだけでなく、子どもたちの語彙力の向上も促進します。

子どもたちと話す時はスマホを下に置いて、「顔を見て話す」ということをしっかりと日頃から意識して、特に小さい子には表情豊かに接してあげてください!

 

7.親子間の信頼関係が築かれないから

親子と言えども、信頼関係は自然と築くことは出来ません。

親子間の信頼関係は全て一緒にするたわいもない会話や、体験、共有する笑いや悲しみなどに基づいています。

そして、このように親御さんと過ごす時間こそが子どもたちが欲していることなのです。

子どもたちといる時でもついつい癖でスマホに手が伸びちゃうこともありますよね。

毎日のニュースやハマっているゲームなど、チェックしてしまいたくなる気持ちはとっても良くわかります。

でも、スマホは一人の時間でも十分楽しめます。

子ども達と過ごせる一瞬一瞬はその時限りです。

子どもが大きくなってから親子間の信頼関係を強めようと思っても、元々の基盤がなければ簡単にはいきません。

子どもは小さくても一人の人間として、一緒にいる時は、心を通わせるように心がけるのが大切ですね。

 

8.子どもの安全が二の次になるから

ながら運転が危険なのは当たり前ですよね!

それと同じように「ながら子育て」も決して安全とは言えないかもしれません。

米ウォール・ストリート・ジャーナルによると親がスマホに気を取られているために、子どもが危険に巻き込まれてしまう事件が増えているようです。

アメリカ疾病予防管理センターの調査では、アメリカ国内だけでも2007年から2010年の間に子どもが巻き込まれた事件が12%も増えたことが分かったそうで、センターはこれはテクノロジーの普及に伴うものだとしています。

子どもと一緒にいる時の親のスマホを使用は、精神面での影響だけでなく、知らないうちに子ども達への身にも危険を及ぼしているかもしれません!

 

まとめ

今回はスマホ・ネグレクトを防ぐために、親が今すぐスマホ使用を制限すべき8つの理由について見てきました。

子どもに大きな影響を与えるとも思わず普段使っているスマホが、実はこんなにも子どもの発達や安全に関与しているなんて驚いた方も多いのではないでしょうか?

少しでもこの情報が皆さんがスマホとの向き合い方について考える機会になればと思っています!

スマホ時代の子育て、大変なこともいっぱいありますが、子どもの健全な成長を目指して一緒に頑張りましょう!

 

またPOHでは、親御さん同士が子育てに関して助け合えるコミュニティ作りのお手伝いをしたいと思っています。

 

今回の記事では紹介されなかったけど、日々の子育ての中で感じたことや質問がある人は是非どんどんコメントを下さい!

 

皆さんのご意見、お待ちしています!

 

 

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